【依頼者向け】クラウドソーシングで開発系仕事をするデメリット
クラウドソーシングサイトで欲しい人材とマッチングをはかることによって、一体依頼する側としてどういったデメリットがもたらされるのでしょうか。リスクを知っておくことによって、リスクへ対するマネジメントも考えることが出来ます。
仕事に対する責任感の薄い作業者がいる
企業に属している人と違って、フリーでエンジニアをしている人全般においていえることですが、仕事に対する責任感の薄い人間がいます。企業であれば上司や同僚にキツく言われるところですが、フリーで行っている以上、そういった機会がありません。従って、自分の思うように仕事をしていて文句を言われることが一切ない環境にあるのがフリーランスです。
フリーランスに仕事を依頼し、「この人にはもう頼みたくないな」とイヤな思いをしたクライアントがいたとします。でも、そんな作業者に指導なんかするでしょうか。困った点について指摘することはありますが、その作業者本人の仕事へ対する考え方を指導する義理はありませんから、その作業者はそのまま意識が変わらず今に至ります。こういった地雷作業者を踏まないように、最高の人材を探す努力が必要です。
作業段階を確認できるコミュニケーション能力があるかどうか
作業を依頼したっきり、納期寸前になっても全然連絡をくれない…進捗状況が知りたいのに連絡がない!といった困った状態になることも予想されます。こんな困った状態を打開するために、作業を発注する以前にその人が間違いなくコミュニケーション能力が備わっている人間かどうかをチェックしておく必要があります。
進捗状況を報告するツール等を導入するのも良いですが、そもそもそのツールを約束通り使って報告してくれるかどうか、というのも問題になってきます。きちんと依頼者とコミュニケーションが図れる人材であることを確認してから、プロジェクトの発注を行なうことを忘れないようにしてくださいね。
報酬の先払いでまとまった金額が最初にかかる
多くのクラウドソーシングサイトでは、報酬の先払いもしくは仮払いが必要になります。作業する側の安心感のための措置ですが、依頼する側は最初に多額の費用を支払っておくことが必須。ですので、結果的には多額のコストを削減となっても最初に多くの金額を支払っておかなければならない点については気を付けておかねばならないでしょう。
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